2009年1月23日金曜日

お肌のトラブル~大人にきび(アダルトにきび)

近ごろ、大人のニキビ(20代後半から30代にかけて)に悩む人が増えてきました。これは皮脂の排出が多すぎるだけではなく、ストレスや睡眠不足、紫外線、お化粧などいろいろな原因があります。特に今の社会はさまざまなストレスを受けることが多く、これがニキビを発症させたり、すでにあるニキビを悪化させたりすることがあるようです。特に大人のニキビ、アダルトニキビと呼ばれているあごのライン(輪郭)から首の部分にかけて頑固なニキビができる人がいます。これは精神的ストレスがかなりの悪影響を及ぼすようです。

また不規則な生活習慣からも大人のにきびはなります。胃腸や肝臓は食べ物から栄養を吸収して貯えたり、解毒したり様々な働きをする臓器です。不規則な生活習慣が続くと、これらの働きを悪くし、ニキビの間接的・直接的原因となることがあります。特に胃腸の働きが悪くなると消化機能が低下し、お肌のハリや潤いがなくなってきます。便秘の場合は腸内に食べ物が長くとどまるため、そこで異常発酵が起こり有害物質ができます。それが血液を介してニキビを悪化させたりすることがあります。

毎日使うファンデーション類は毛穴に入り込みやすく皮脂を内部にためやすくなります。それが積み重なって面皰(めんぽう)をつくる原因となることがあります。マッサージクリームなどの油性のクリーム類でマッサージを行うとそれが原因でニキビの悪化につながることがあります。洗顔は皮脂を落としすぎないよう適切なクレンジングが大切です。スクラブ洗顔やブラシ洗顔も摩擦による刺激でニキビや色素沈着ができる原因の一つになりますので注意が必要です。

大人にきびになりにくい予防法
1.
ニキビを発生させたり、悪化させる食べ物はひかえましょう。おもち、せんべい、ナッツ類、生クリームたっぷりのケーキなどは必ず控えるよう注意します。
2.
手、指でニキビをいじらないようにしましょう。指先はバイ菌の巣です。ニキビに無意識に手がいかないよう気をつけましょう。
3.
ヒフを押さえたりこすったりしないようにしましょう。ヒフに刺激を与えたりするとニキビの悪化原因になったりします。
4.
浴槽のお湯で絶対に顔を洗わないこと。浴槽には必ずお尻がつかりますから、ニキビを化膿させたり悪化させないためにも、浴槽のお湯では絶対に顔を洗わないようにしましょう。また、背中や胸などのニキビをゴシゴシ洗うのも禁物です。
5.
顔を拭くタオルはいつも清潔に。体を洗ったタオルでニキビのある顔を拭かないでください。
6.
夜更かしは避けて規則正しい生活を。ヒフのターンオーバー(新陳代謝)は夜中に起こります。ターンオーバーが乱れると肌アレが起こるばかりでなくニキビもできやすくなります。一日4時間以上の熟睡が大切です。
7.
前髪が顔にかからないようにしましょう。
8.
食べすぎ、便秘に注意。
9.
ストレスを避け、リラックスした生活を送りましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿